本作は終末系癒し音声作品というジャンルです。

「私」と「少女」だけの広くて虚しい世界を二人きりで旅をしながら、自然の音や少女の声、息遣いを聞きながら夜に寝ることを目的とした音声作品です。

子供っぽい一面もありながらも人懐っこく世話焼きの少女との旅をしながら、情景が浮かぶような自然音を楽しんだり、終末世界の少し鬱蒼とした儚さを感じ、非日常感を味わうことができます。

本作は終末世界と放浪少女の続編となっています。
https://www.dlsite.com/maniax/work/=/product_id/RJ304928.html

本作では阿蘇・熊本でフィールドレコーディングをした自然音を取り入れています。

風で竹がしなる音・草木が揺れる音を聞きながら、少女に寄り添われ耳を舐めてもらいながら寝入ることができます。

収録地・音源内容
阿蘇山 大観峰 風で草木が揺れる音
白川水源 竹やぶ竹がしなる音

2時間11分

効果音のほかに、ホリス時多さん作曲の音楽が2曲BGMとして挿入されます。
作中の臨場感をさらに高めてくれることと思います。

CV:こやまはるさん
イラスト:おかたにうまこさん
音楽:ホリス時多さん　よしの☆さん
シナリオ:カマキリ

命の恩人である少女と二人で廃墟となった終焉世界を旅を続けていると
彼女は不意に「緑あふれる大地」を見たいと漏らした。

男は終焉世界にあるかどうかもわからないあやふやなものを追うべきではないと頭では理解していたが、何か胸の中にひっかかりを覚える。

特に目指すものもなかったので彼女の意見に従い世界をめぐる冒険をすることにした。

二人は冒険の果てに「何か」に辿りつくのか?

「ゴール」そのものが目標で到着することに重きを置くあなた。

一方「旅そのもの」が人生の一部であり楽しむべきであるとする彼女。

二人で過ごす時間の中で少女とあなたの「旅」に対する考え方の違いが徐々に浮き彫りになってきます。

一人で孤独な時間を送ってきた終末世界の少女に寄り添っていたい、彼女とずっと一緒にいたいと思えるような

どこか儚いけれど二人でいると「心地よさ」を感じられる作品となっています。