作品内容
(約25分)
CV:口谷亜夜
今日は、災厄は降りなかった。
天気は晴朗。交通も順調。
あなたは家の自動運転車を走らせ、
うっかり自分が召喚してしまった外なる神の少女を隣に乗せて、
向かうのは……
あなたの想像の中ではとてもロマンチック、
けれど実際にはコンビニと駐車場しかない
「遠足」。
彼女は助手席で、こっそりとシートの角度を調整している。
あなたは気づかないふりをして、プレイリストを再生した。
スピーカーから流れてくるのは、昨日彼女が詩を朗読した録音。
――これは恋と呼ぶべきだろうか?
いいえ、これは空間歪曲の前触れだ。
夕方、二人は家に戻る。
あなたは、ひとつの壮大な提案を口にする。
「ババ抜き、やらない?
負けたほうが……えっと……相手の願いを一つ聞く、っていうのはどう?」
「……あなたは、何を望むの?」
「きみの……囁き声で物語を聞きたい。
虚空からここへ来るまでの旅の話……してくれる?」
アインは首をかしげて、あなたを見つめる。
都市ひとつを蒸発させるほどのその視線は、
今日はただ、
あなたの手札にジョーカーがあるかどうかを見極めるためだけに使われていた。
(Text: English / Voice: Japanese)
(Text: 中文/ Voice: 日语)
(Text: 中文/ Voice: 日語)
(Text: 한국어 / Voice: 일본어)